『 努 力 考 』

『 努 力 考 』



努力しないで出世する方法   2005/03/13

Ⅰ.60兆の才豊(細胞)を活用する
 人間の体には60兆の細胞がある。宇宙のエネルギィーとして、ニュートリノという素粒子が私達の体を常時透過している。太陽エネルギィーとしての光がないと全ての生物が生存出来ないようにニュートリノが無いと私たち人間は生きていけない。この存在を認知して、絶えず60兆の全細胞を活用させられるように、意志を集中させて「全てはうまくいく」と常時念じる。念じるとは言葉にして唱えるということである。
Ⅱ.言宝石(言霊)を活用する
 言葉には霊、魂がある。口にして出した言葉は間違いなく精神に影響を与える。肯定的な言葉は善い結果を生み出し、否定的な言葉は悪い結果を生み出す。言語と精神の作用は密接で、「私はできると言った、次の瞬間に、でも無理かなぁと思ったら結果はできない」。その作用をしっかりと認識する。「私はできる」「私はやる」もう1段階レベルを上げるならば、「私はできた」「私はやった」と未来完了の言葉で表現すること。
自分を高める『愛言葉』を心にたくさん貯蔵することです。正しい言葉正しい心を創ります。言葉を磨くことは心を磨くことです。
Ⅲ. 千財(潜在)意識を活用する
 私達には千の財産としての意識が大脳の中に在る。90パーセントが潜在(千財)意識で10パーセントが顕在(嫌罪)意識である。嫌罪意識とは自己中心的な間違った価値観や考え方である。潜在意識は通常では意識下で活用することができないので、普段から肯定的な正しいメッセージを心底に持っておくことが重要である。「私はできる」「積善展運」「神謝・歓謝・感謝」などの言葉を心底に常時置いておく。
Ⅳ.展智仁(天地人)を活用する
 天の声・地の利・人の和は宇宙の原理に則った法則である。全ては天の計らいと自らの行いと考えによる原因と結果で現象が生じてくる。それは人類の永い歴史からも証明されている。原因と結果は昨日、今日という形ではなく人生というサイクルの中で現れてくる。智慧と仁(人間としての正しい行い)を展開させ得るように、全てから直向に謙虚に素直に学ぶことである。人はみな守り神としての天使がいる。それはある面で万物が万人が天使であるとも言えるし、特別な存在の天使がいる。それを崇め敬い大切に思うことである。
Ⅴ.夢現の法則を活用する
 【心に描くこと・言葉にして口に出すこと・文字にして書き現すこと】これが夢現の法則である。365日24時間、大小様々な想い・願い・夢を持つこと。それが世のため人のために通じることであれば、叶うように万物が動くようになっている。意志よりも想像力。先ず、思うことから始めよう。
Ⅵ.命創(瞑想)を活用する
 天から授けられた命を創る。命とは肉体だけではなく魂(多真志意=多くの真実の志と意)の命を創育していくことである。凡人、私達、普通の人間には瞑想によって無の境地にはなれない。しかし、黙想する中で夢をイメージすることはできる。今、これからのことを、明日の未来のことを楽天的にイメージする。そうすれば60兆の才豊も千財意識も言宝石も善い方向へと作動していく。
Ⅶ.正心(精神)を活用する
 積善展運、善い事を積めば運は展開する。正しい心が、正しい原因が正しい結果を生み出す。世の中そんなに甘くはないと思われるかもしれないが、それは表面的な現象で、人生というサイクルの中では必ずこの因果関係は作用する。

■『努力に勝る天才なし』誰のお言葉かは存じないが、素晴らしい言葉ではあるが、子ども達の向上心、未来に対して全てをこの言葉一語で片付けてしまうのは可哀想だ。小中学生100人以上に聴きました。嫌いな言葉ベスト3に間違いなく上げられるのが「努力」です。これをお聴きになって子ども達を非難される方は、おそらく「努力の正体」と「子どもの正体」をご存じない方だと思います。全てのことに対して、オールマイティの全知全能の神のように努力という言葉で片付けられるのは、私達凡人には、為す術がなくなってしまう。ヘレンケラーは「奇跡の人」であり、後世において努力の人と讃えられることはあっても、ご本人が努力したとは語らない。イチローの言葉の中にもまた「努力」という言葉はない。
 30年間、子ども達の前に立たせていただいて、いかに子ども達の才能や個性や人間力を引き出し伸ばしていく方法を考え続けてきた。「努力したら伸びる」これほど簡単で乱暴な言葉はない。もし、そうであるならばみんな伸びている。「努力しないで出世する方法」なんて、塾長が塾生に教えたら顰蹙を買うのは必定かもしれない。でも、私は誰よりも彼らの伸びる方法を考えて来た積りである。
 ・これは我が愛する、共に学美愛をしてきた卒塾生に贈る祝辞として、そして、一緒懸命に頑張ったC.Tさん(個別に約束をしていたので)に贈る。


 
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